夏魚、空を行ってみる

アニメ好きによる感想、空想、つぶやき。

いちばん最初の夏。

夏が、こんな感じだったと、すっかり忘れていた。

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毎年来るというのに。必ず来るというのに、いつも忘れてしまう。死ぬほど寒い冬とか、ちょっとは寒さのゆるんだ春とか、そんな記憶が生々しく痛みのように残っているから、夏の記憶などなくなっているのだ。

 

忘れてしまったのか? 夏、好きだったのに。あんなに好きだったのに。そんな記憶も失われてしまったのか?
ただ、「忘れてしまった」という記憶が残っているだけなのか?

それとも、夢なのか? 全部、夢だったのか?
誰かと入れ替わっていた夢なのか?

でも、ある時、夏は突然、やってくる。
特に何もしなくても汗が吹き出てきたり、暑さで寝苦しくなったり、やたらと光が痛いくらいに突き刺さったり、空が青くなって白い雲が浮き彫りになっていたり。
ああ、夏って、こんなんだったっけ。

……来るのか?
夏が。
じゃあ、今度こそ、忘れないように。

 

PS.
水が干からびそうで息苦しいので、空を行くことにしました。
from 夏魚