夏魚、空を行ってみる

アニメ好きによるアニメ感想、つぶやき、空想など

靴職人・花田優一氏にモヤッとした件&これはスゴイ!と思った靴

靴に特に興味関心・思い入れがあるというわけではないのですが。
『靴職人』つながりで、アニメ映画『言の葉の庭』(新海誠監督)の主人公・タカオを思い起こしてしまいまして。

横綱貴乃花親方の長男、花田優一氏が靴職人として、テレビなどのさまざまなメディアに出たりしていましたが。
個人的には、『言の葉の庭』の主人公・タカオの苦労っぷりを見ているので、タカオと比べてしまうと、花田優一氏があまりにも家庭(や世間)の環境に恵まれすぎていて、世の中って不平等だなあ、と改めて思ってしまいました。
「そもそも、タカオって誰?」ってなります、普通の人(一般人)だと。
 ↓こちら、秋月孝雄くん。高校1年生。
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(この時は、1人で上級生の教室に殴り込みに行き、返り討ちに遭った日の帰りのため、顔に絆創膏だらけ。無謀とも言えるそんな行動をしたりする、冷静に見えるけど実は……という男子高生)
 ↓バイトや家事と並行して、自宅でひそかに靴作り中。
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(独学・独自で実際にここまで材料や道具などを揃えて、ひそかに作っているとは、相当すごいことではないか?と思います。並々ならない情熱や真剣さや必死さを感じます)

そんな、一般人が、「イタリアで2~3年修業してきました、完全オーダーメイド製の革靴作ります」などとSNSとかで告知して、果たして世間は「じゃあ、注文しようか」って、なりますか?
普通はそんなことにはならないので、「始めは、友人知人とかからオーダー受けようか」ってなります。でも、ターゲット層の小金持ちのおじさまたちへのツテもない。告知して回っても、「はあ? おまえみたいな小僧が何言ってんだ?」と相手にされないだろうかと。

でも、これが『元横綱貴乃花親方の長男』だったら、どうですか?
「イタリアで修行してきたのか。すごいな」
「あの元横綱の長男か。大きくなったなあ。靴職人? ちょっと注文してみるか」
などと、扱いがまるで違います。
お父さんの元横綱の友人知人から相撲ファンのおじさまたちが、こぞって注目します。独立お祝いでも興味津々でも面白半分でも、冷やかしでもなんでも、とりあえず注文が殺到します。
実際に、1年先まで予約で埋まっているのだとか。
テレビなどのメディアにも出て、アピール。メディア側の扱いはもちろん、靴職人として。なので、若手お笑い芸人や若手俳優・モデルなどのように、トーク力やお笑いや個性やら何やらは、求められません。
しかも、ご本人、テレビに出られるくらいのイケメン。服装や態度もビシッとしていて、しっかりとした、好青年。
ターゲット層のおじさまたちからも、文句の付けられようもありません。

家庭環境が恵まれすぎ

言うまでもないですが、まずはこれ、「家庭環境が恵まれすぎ!」
1. 実家が裕福(家柄が良い)。
アメリカ留学やイタリア留学の費用をさら~っと出してくれる。
普通なら、もし留学したいなら、強い決意と目標を持ち、がむしゃらにバイトしてお金貯めて、どんなに反対されても「絶対行く!」と言って行く。でないと、親(や周り)から「ちゃんと良い学校行って、良い会社に就職しなさい」「アメリカ留学? ウチにそんなお金ないよ」「そんな甘いもんじゃないぞ」などと猛反対されて終わりです。
2. 「好きなことをやれ」と言われて育った。
相撲の名門一家だけど、両親などから「相撲界に入って跡を継ぎなさい」と言われずに、「おまえは相撲界に入らなくていい、おまえは好きなことをやれ」と言われていたそうです。
一般の家庭でも、親(や周り)は、子供が「中学卒業したら、アメリカに留学したい」「靴職人になりたい」などと言い出したら、たとえそれまで「好きなことやれ」と言っていたとしても、手のひらを返して、猛反対するだろうかと。
この『好きなことをやれ』というのは、非常に無責任な言葉でもあって。世間はよくそう言うけど、それは赤の他人だから言えることであって、世間が実際に費用を負担してくれるわけでもなく、将来を保証してくれるわけでもなく。実際にお金を出す親や、その子供の将来(要するに、将来、お金をちゃんと稼げるかどうか?)を心配する周りの人だからこそ、反対するのです。

でも、ご本人は、さら~とアメリカ留学などをしていて。しかも、「父親が怖くて、逃げるようにアメリカに留学した」のだとか(『しゃべくり007』より)。
え?! 「昔から、アメリカに憧れていて、アメリカに行きたい!と思っていた」わけではないのか?
「もう日本には戻らない、アメリカで勝負!」と思っていたわけではないのか?
などなど、モヤッとポイントは多々ありますが。

一番モヤッとした点は、2~3年の修業で日本に帰国したこと

例えば、アメリカの高校に留学→アメリカの大学に進学→卒業後は、アメリカ(など、その他の国でも)で就業、という道もあったはず。
あるいは、イタリアで靴職人として修業→イタリアの工房で修行→約10年後にイタリアで自分の工房を持って独立、という道もあったはず。
でも、ご本人は、イタリアで2~3年修業した後、日本に帰国して、日本を本拠地に、靴職人として活動開始。
ううむ、アメリカの高校に留学しようとした時点で、「もう日本には帰らない! 日本だといろんなしがらみがあって何かと不自由だから、アメリカで勝負する!」とか決めて行ったわけではない模様。
その後、イタリアで靴職人として修業して、「もう日本には帰らない! イタリアで勝負!」と決めたわけではない模様。
なんだかんだ言って、数年の修業後、日本に帰ってくる。
結局、そのほうがいいからというか、お父さんの知名度もあって、都合がよかったからなのでは?
実際、「元横綱の息子というバックグラウンドがなければ、革靴は注文しなかっただろう」というおじさまたちもいるはず。「靴職人としてはまだまだ青二才に、1足15~20万円出すなら、ちょっと高級店で既製品を買ったほうがいい」という人もいるはず。
そりゃあ、『親の七光り』とか言われても仕方ないですよ。

それでも、『彼は趣味で革靴作りをしているのか?』などという声を聞くと、「そんなわけないだろ! 本気でやってるんだろ!?」と、なんだかムッとしてしまいます。タカオのことを「タカオは趣味で革靴作ってんの?」という声を聞いた時に「そんなわけないだろ!」と怒りを覚えたのと同じように。
なので、ご本人には、10年後も20年後も、その後もずっと、靴職人として、活躍し続けてほしいです。
実力も兼ねて。
数年後、話題性が収まった頃からが正念場。
本当に良い物を作り続けていけば、リピーターや口コミで広がっていくだろうと。がんばってほしいです。

と、最近、『結婚していた』報道がありましたが、以前からネット上などでちらほらと情報が出ていましたね。
若いしモテるだろうに、いつまでもチャラチャラと女遊びしたりせずに、早々と決断し、自分の家庭を持つとは、好感度上がります。
いろいろ書きましたが、結局は、がんばれ!とひそかに思った、ということでした。革靴は高すぎて注文できないので、非常に無責任な応援ですが。

「これはスゴイ!」と思った靴

話は変わりまして。
これは完全に個人的に思ったことなのですが、「これはスゴイ!」と衝撃を受けた靴は、実写版『シンデレラ』に出てきた、ガラスの靴。
「はあ? 今さら、何言ってんの?」と引き返そうとした人、ちょっと待って! ストーリーではなくて、靴のデザインのみを観てのことです。実写版『シンデレラ』の、『ガラスの靴』の成り立ちのシーン。どのタイミングでのシーンだったかまでは覚えていないのですが(ラストのほうだったかな?)、実際に、実写(CG込み?)の動画で見ると、「おお! なるほど!」「このデザインはスゴイ!」と感動してしまいました。
ガラスの透明な靴に、蝶々が止まったもの。
まさに、シンプル・イズ・ザ・ベスト!

ガラスのシンプルな靴に、蝶々がひらひらと飛んできて、
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蝶々が靴に止まって、固まる。
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透明なガラスの靴に蝶々が止まったワンポイントのみ。
色も足さず、ごちゃごちゃとしたその他の飾りもなく。
そこは、『引き算』の世界。
『わびさび』の世界。
こういう、シンプルなものが、結局は最強に“美しい……”と思いました。

「色の組み合わせはこれとこれとこれと~~」「ポイントとして、あれもこれもこっちも~~」などと全部取り入れてしまい、結局、出来上がったら、何が何だか分からない、何が言いたいのか分からないものになってしまった、ということは多々あります。ブログの記事でも、あれもこれもと思うがまま、欲張って書いてしまったり、脱線しまくっていたりして、結局、『一番言いたかったことは何か?』が分からなくなってしまったり、埋もれてしまったりぼやけてしまったりすることも多々あります。
それは分かっちゃいるけど難しい……; そうなんです、難しいんです。私だけかもしれませんが;
よく、日常でも、「言ってることが分からない」「何が言いたいのか分からない」などと言われましたが、たいてい、自分でも分かっていなかったり、自分の中でも整理できていなかったりしました。頭の中がパニックでごちゃ混ぜになっていたり。
ついでに、相手の言っていることや相手が言いたい核心が理解できていなかったりします。なのでトンチンカンなこと言って、はあ?という顔をされたり。いえ、悪気はないんです。自分でも訳ワカメ。
と、こんな感じでまた脱線してしまいました。結局、何が言いたかったかというと。
“シンプル・イズ・ザ・ベスト”?
いえ、その結論では矛盾してますかね; こんなにごちゃごちゃ書いてしまっていたら; ええと、何の話でしたっけ?

そうそう、靴の話。自分が欲しいというわけではないんですが、そんな『ガラスの靴』、Amazon楽天市場で、実際に販売しているようですね。
本物のガラス製?! 壊れないか?! 大丈夫?!
いやいや、これは履くものではなくて、オブジェとして飾るものかな?
他にも、検索していたら、『ガラスの靴』もどき(?)の、スケルトンのサンダルやスニーカー、レインブーツなどなどが既にあって。
え? 何か違う?
え? 遅い? 今さら?
……ですよね;

参考サイトなど

・高校生向けの進路関係のサイトより。
ネットをうろうろしていて見つけたサイト。どこの国でも、職人の世界は厳しいようです。でも、どんなに困難な道でも、あきらめずに突き進んでいく、という姿勢は、やはり胸が打たれます。

www.55shingaku.jp

・アニメ映画『言の葉の庭』(新海誠監督)。
何度も紹介してしまいますが、やっぱり好きだからしょうがない。
ラスト付近で、タカオが「俺の夢なんて叶いっこないってこと、大人のあんたなら分かってたんだろ! だったら最初から言えよ! ガキは学校へ行けって! 学校行って勉強しろって!」などと吐露するシーン。何度観ても泣いてしまう。いろんなものが込み上げてきてしまい。
この映画は、“周りの大人から反対されるような道へ進みたい”という若い人への、熱い応援メッセージ映画だと思っています。

❰おわり❱