夏魚、空を行ってみる

Thank you very much for the beautiful time!

弱った胃に染みるのは、ロック

※注意:音楽の話です。
まずいな、ダウンする、弱ってる、どうしよう。
そんな時に聴くのは、ロックバンドのスピッツの曲。
結局、自分の好きなもの、音楽とかその他もろもろのものが、救いになってくれる。
という話です。

ダウンする、まずい、でも、どうにかしないと、このまま闇に呑まれて起き上がれなくなってしまう。
何か食べなくちゃ。身体が本能的に言う。
でも、胃が受け付けない。
何ならいい?
そんな時。

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がんばれとか負けるなやればできるだとか、愛だとか惚れたはれたとか、絆がどうだとか、そんな“甘々な重いもの”を胃に入れたって、受け付けない。消化できずにお腹ゴロゴロ、そしてそのまま何も吸収せずに排出されるだけ。
かといって、何も味がしないような“胃にやさしいもの”は、全然響かない。
だって、例えば風邪をひいたとかで身体だけが調子悪いわけではないから。風邪はそのうち治るけど、メンタル的には、そう簡単にはいかない。

そういう時は、ハードロックがいい。
意外に思えるかもしれないけど、ヒーリングとかのいわゆる“癒し”のような曲よりも、ハードロックをガンガンかけて、「おい! おめー、なにやってんだよ!」と揺り動かしてもらう。
ヘッドフォンして、ボリューム大きくして。
それこそ、頭がくらくらするくらいに。

と、前はそうだったけど、今はなんだか、ハードロックだと、強烈なビタミン注射を打たれたような感じがして、かえって身体の負担になってしまう。
なので、ロックにしてみる。
ハードロックよりも、もうちょっとやさしげなロック。
ビタミン注射のような劇薬ではないけど、一晩かけてゆっくりと点滴を打たれるような感じ。

例えば、スピッツ
あまりそういうイメージないかもしれないけど、スピッツって、『ロックバンド』なんです。
やわらかそうだけど、もちろん、それだけじゃない。安心してると、チクリときます。なんなら、グサグサきます。
というか、歌詞の中の『きみ』はもう死んでいたり、なんなら『ぼく』がもう死んでいたりする。
もしくは、『きみ』はもうここにはいない。『きみ』との別れや思い出をさらりと。
そこから見た景色。
直接的に励ましたり応援したりするわけでもなく。
でも、それだけでいいんです。
すんなり身体の中に入ってくる。
弱った胃に染みてくる。
ちょっとだけ栄養の入った、点滴のようなもの。

幸せになってな ただ幸せになってな
あの日の涙が ネタになるくらいに
間違ったっていいのにほら こだわりが過ぎて
君がコケないように 僕は祈るのだ

スピッツ『子グマ!子グマ!』より
(アルバム『醒めない』収録)

もう、このフレーズ聴くだけで涙出る。
こんなひどい日々が、いつかはネタになって笑えるくらいになる日が、本当に来るのだろうか?
そんなことは、その時にならないと、分からない。
もうちょっと生きてみないと、分からない。
でも、ちょっとだけ、そんな日を信じてみようという気になる。

醒めない(通常盤)

醒めない(通常盤)

 

❰おわり❱