夏魚、空を行ってみる

アニメ好きによるアニメ感想、つぶやき、空想など

『海月姫』について オタクとは?&ベルばらについて&武装について

2018年冬クールで放送中のドラマ『海月姫(くらげひめ)』、「どっかで聞いたことあるな?」と思ったら、随分前にアニメ版で観たことがあったか、と思い当たり。
ちょっと調べてみたら、2010年秋クールのノイタミナ枠で放送、とあって(Wikipediaより)、「そんなに前だったのか!」と驚いているところ。

アニメ版をちょっと思い出してみると、オシャレ女子(女子ではないが)の蔵之介は弟で現役大学生(20歳くらい?)、堅物秘書の修(しゅう)は兄で30歳くらい、だったはず。
ドラマ版では、兄弟が逆なので、蔵之介と月海、修と稲荷(再開発担当の女)、それぞれのバランスが取れてない感じ。20代半ば~後半くらいの蔵之介が大学生というのも無理があるし、20歳前後の“若い女の子”の月海をただ狙ってる感じがする。蔵之介にもろに下心があるようで、なんかイヤ。そこは薄めてほしかった。
せいぜい20代半ばくらいの修は、やり手の年上女の稲荷にひたすらイビられて振り回されているようで可哀想だし、“エリート○○”(伏字)という設定がギャグになっていなくて笑えない。
と、ドラマ版の内容に口出しするのはこれくらいにして。

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『オタク』って何だろう?

『オタク』というと、好きなものを口外できなかったり、言ったら迫害されたりばかにされたりする、ネガティブなニュアンスがある感じ。
でも、天水館の“尼~ず”たちは、オタクだからといって、存在自体を否定されているわけではないし(少なくとも天水館内では)、自己否定もないし、好きなものについて語れる人もいるし、「好きなものは好き」ならそれでいいのでは?と思うんですが。
と、いうか、そもそも『オタク』の定義って、何だろう? 『マニア』『ファン』『好き』とはどう違うのかな?
主人公・月海(つきみ)は、『くらげオタク』というけど、くらげについての知識があるのはすごいと思うし、昔、クラスメイトに「くらげって気持ち悪い」とか言われたことがあるらしいけど、それは「くらげが気持ち悪い」と言われただけで、月海自身が「あんた気持ち悪い」と言われたわけではないし。
『和物オタク』という千絵子さんは、日常着として着物着ているし、もちろん着付けができるし、他人にも着させることもできるし、裁縫(和裁)も得意、というのは非常にすごいと思う。現代ではなかなかいないだろうかと。
『枯れ専』というジジ様は、蔵之介のお父様もターゲット(?)のようだけど、実際には、お父様は真面目な顔して微妙にエロトークしていたりして、全然枯れ感がないので、ジジ様の行く末がちょっと心配。でも、ジジ様の“変身後”のサングラス姿は、なんだか高級マダムみたいで素敵。
まややとばんばさんは、もともとのキャラというか個性に『好き』が付属しただけなのでは?(アニメ版では気にならなかったけど、ドラマ版だとオーバー演出な感が)
結局、『オタク』のもとになっているのは、『これが好き!』なわけで、「オタクってこんな感じだよなw」「オタクって気持ち悪いよなw」みたいな視点が入っている感じがするのは気のせいか。
『オタク』じゃなくて、『マニア』『好き』という表記にはしないのかな?
じゃあ、例えば、鯉淵家の運転手の花森さんは、『車(高級車)オタク』とは言わないのか? 『好き』『それについて詳しい』を、仕事にしていたら『オタク』とは言わないのか? ま、花森さんはギャグ要素みたいなキャラなので、それはそれで面白いのでいいのですが。

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『ベルばら』について

ドラマ版で、千絵子さんとジジ様が、蔵之介を「あなた、男ね?」と問い詰めたけど、蔵之介は「女に生まれたけど、家の方針で男として育てられた」「本当の名前は、蔵子」と言い張り、千絵子さんたちはそれを信じた様子。
天水館に戻り、みんなに、「(蔵之介は)オスカル様だった……!」と報告。
ええと、『ベルサイユのばら』については、漫画読んだことないしアニメ観たことないし(時々、『昔の名作アニメ特集』のような番組で見かけるくらい)、それでも、タイトルや“オスカル様”、舞台はフランス、みたいなぼんやりとした情報はなぜか知っている、という不思議な作品だったりして?と改めて思ったり。宝塚の大ヒット演目というイメージも。
もはや、例えば、『ひみつのアッコちゃん』『ガラスの仮面』『鉄腕アトム』並みの伝説的な作品?

と、ここで思い出したのが、連ドラ『デート~恋とはどんなものかしら~』(2015年冬クール&スペシャル版もあり)。
理系エリート女性・依子と、自称“高等遊民”(要するにニート)の男性・巧のちょっと変わった(ちょっとどころではない、かなり変わった)ラブコメ。いや、すっごいおもしろかったですよ、このドラマ。なにせ、第1話から、初対面でデートしていたはずの恋愛不適合者の2人が「結婚は契約!」「恋愛は無意味!」「そう、その通り!」と本音を言い合ったら、妙に意気投合してしまい、周りが「いや、おかしいだろ……」と言うのも聞かずに結婚しようという方向になった、という流れ。
結婚前のお試しとして依子の部屋で“半同棲”をしようということになり、巧が持ち込んだ、漫画『ベルサイユのばら』を、“植物”のカテゴリに整理整頓した依子。そんなエピソードに、思わず吹いてしまったけど、巧は「なんで植物なんだ!」とマジギレ、依子も「せっかく整理して片付けたのに!」とガチ喧嘩。え?!冗談の笑い話じゃなかったの?!
他にも、巧が持ち込んだ、大事なフィギュア(サイボーグ009ゴルゴ13などなど)のコレクション群を“背の順に並べ替えた”という依子。いや……さすがに“背の順”はないだろ、依子……。
あとは、『天才バカボン』と『バガボンド』が同じ棚に、とか(確かにタイトルだけ見ると似てるけど……テイストが違い過ぎるだろ!)、『銀河鉄道の夜』と『銀河鉄道999』が同じ棚に、とか(微妙にかすってるからセーフ?)。
サブカルチャー(小説、漫画、映画、アニメなど)に全然興味がない人って、本当に知らないのかな?と思ってしまったり。いや、ドラマ内の話なんですが。そもそも『カテゴリ分け』という発想がなかったので、カテゴリ分けするのか?!と驚いた覚えも。『ベルばら』が植物カテゴリなのは、『薔薇』だから?
念のためリンク:ベルサイユのばら - Wikipedia

武装』について

蔵之介によって、“変身”(武装)させられた月海たち。
でも、いくら、メイクやファッションで『武装』しても、ちゃんと心身共に武装してないと意味がないのでは?と思ったり。
月海が無防備すぎるのが気になった。
ドラマ第1話内で、ちょっとだけでも挙げてみると、
・ほとんど初対面の人の車に乗って出かける。
→車なんかに乗ってしまったら、どこへ連れて行かれるか分かりませんよ! 公共機関を使いましょう!
・公共の場所(水族館)で泣き出す。
→公共の場で無防備な姿をさらす(泣く)なんて、NG!
・背後を取られる(いきなり後ろハグされる)。
→ほとんど初対面の男に背後を取られる、なんてありえませんよ! 身の危険ですよ!
う~ん、全部、ありえないですね。そういうところ、今までちゃんと用心してこなかったのかな? 生きていく術を誰かから学んでこなかったのかな? と、そこはツッコミどころではない??
あと、天水館の“尼~ず”たちが、ちゃんと『武装』して行った先で、「こんなオシャレ女子の場所になんていられない! 帰る!」とか言い出すようでは、『武装』の意味がないよな、と思ったり。
蔵之介の名言、「鎧を身にまとえ!」「メイクやファッションで武装しろ!」は、何だと思ってる?とちょっとイライラ。
ま、今後、変わっていくとは思いますが。

ドラマ版は、随分、展開が早いですね。
アニメ版では、かなりゆっくりめで、最終回に、月海がデザインした『くらげのドレス』が賞を取って、月海もドレスを着させられて紹介されて、舞台でスポットライトを浴びた、ということが“大きくなったらお姫様になれる”ということかな?と思ったので、「月海は、ドレスのデザイナーとして一歩を踏み出した」「仕事で脚光を浴びた」「これからも続く」みたいな感じだったので、好感が持てた終わり方だった覚えが。
でも……『メイクやファッションで武装』は、限度ってものがあります。個人差ってものがあります。
武装』するなら、やはり格闘技とか習ったり、仕込みナイフ忍ばせたり、世の中の渡り方とかを学んだりしたほうがいいかも。なんて。

個人的な話

小さい頃、小学生くらいの頃には、「自分の好きなもの(アニメなど)を他の人に言うと、ろくな結果にならない」と思い知らされてきたので、現実では言いません。
でも、「(存在が)きもい」「(性格が)きもい」「(顔が)きもい」と言われ続けてきたり、自分の存在自体を否定されてきたのは、もしかしたら『オタク』とは関係なかったりして?と思ったり。「オタクだから、そうやって迫害されるんだ!」と思ってきたけど、存在自体が気持ち悪いから迫害されてきただけだったり?
ちなみに、自分がオタクだと自称したり、周囲の人に「私はオタクだ」と言ったことはありません。というか、それほど深く詳しいわけでもないし。
詳しく語れる人って、すごいと思う。
私はただ、好きなだけで。そうなんです、ただ好きなだけ、という感じ。
なので、「アニメオタクって気持ち悪い」と言われていたわけではなくて、「おまえ自身が気持ち悪い」と言われていたわけで。
凹む結論ですが、そういうことか、と。
学生時代に、暗かったので、どうにか明るくなりたくて、『いつも元気でニコニコ笑顔の明るい子』に、「どうやったら明るくなれる?」と聞いたら、「いつもニコニコ笑顔でいればいいんだよ」と言われて、その通りに、無理やり笑顔でいたら、周りの人から「なに、ニヤニヤしてんの?」「気持ち悪い」「なんで笑ってるの?」と言われまくって余計に気持ち悪がられてしまい。心が折れた。
その後、メイクやファッションにも限界を感じ、「もう整形しかない!」と、ちょっと無理してバイトして貯めたお金をもとに、美容整形の所に駆け込んだけど、見積もりを取ってもらったら、すごい額に。とてもじゃないけど払えない、と逃げ腰になったら、「ローンもありますよ」とローンを組まされそうになったので、「無理です!」と逃げるように辞してきたっけ。整形するにも膨大なお金かかるし、もし整形失敗したら?というリスクもある。
ま、そういった表面的なことに加えて、存在や思考自体が『きもい』んだろうな、と思ったり。
結局、小さい頃から『きもい』と言われ続けてきたのは、『アニメが好き』ということとは関係なかった、だから、小さい頃も大人になった今でも、アニメが好きでい続けてもいいんだ。
と、まあ、妙な納得をしたところで、そういうことで。