夏魚、空を行ってみる

アニメ好きによるアニメ感想、つぶやき、空想など

キノの旅(アニメ) 第8話 感想、えっ!凶悪犯罪は電波のせい?!

シズさん御一行の回。
最初は、このイケメン好青年っぽいシズさん、主要登場人物として出てきたからには、キノとそのうち何か関係ある?何か展開ある?とちょっとワクワクしていたんですが。
いや、でも、どうもキノとそのうち……という展開にはならなそうだな?と思ってしまいました。
残念なシズさん。

他の一般的な物語なら、シズさんのような人が主人公で、正義感や優しさ発揮!で『いい話』になるのだろうけど、そうはならない世界。あ、それが『キノの旅』の世界ですか。
シズさんは、「いいひとなんだろうけど……」「やさしいんだけど……」「間違ったことをしているわけではないんだけど……」、でも他の人(国)にとっては、余計なお世話、余計な口出しするな!となってしまい。
自分が正しいと思った行動や言動が、他人にとっても正しいとは限らないし、自分のモノサシや『こうあるべき』のようなもので他人を推し量って行動してしまうと、それこそ相手に反感買われたり。
難しいですね。
いつも客観的で俯瞰して物事を見られるような心持ちが大事なんですが、それが意外と難しかったり。

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今回の、シズさん一行が最初に入った国は、凶悪犯罪は『電波』のせいだ!とキッパリ断言。
でも、この国には、精神科の医者はいないのか? 精神鑑定はしないのか?
数百年前に、奴隷の人々の頭に機械を埋め込んで、電波基地から指示を出していた、って、そういうことするなら、人間じゃなくて機械のロボットとか使えばいいのに、とか。
その名残が今でもあると言ってるけど、そんな昔のことだし、「そう記録に残っている」というだけだから、外部の人間からみれば、なんだそりゃ?ですよね。古くから伝わる伝統とか古い昔からの習慣レベル?
もし、電波基地が、誰からでも分かりやすい立派な建造物、例えばエジプトのピラミッド並みだったら、「ああ、あれですか! すごいですね!」とか思うだけだろうけど。
問題の電波基地の場所は、朽ち果てた塔の残骸のようなものがあるだけで。そりゃあ、数百年前に建てられたんでしょ? とっくに朽ちてるでしょ?
え? この国の人たち、電波基地がこんな朽ち果てているって現状を知らないのか?
ドローンを飛ばして確認する、とかしなかったのか?
と、疑問が次々と出てきてしまいましたが、おっと、これは地球という惑星の日本という国の現代人の感覚で。でもこの国の人は『今でも立派な電波基地が存在している』と思い込んでる、ってことですか。
と、そんなことも一見したらよく分かっていなくて、シズさんがポラロイドカメラを取り出して、写真を撮りまくり出したのには、「シズさん、ティーと陸さんの記念写真でも撮ってんの?」などと思ってしまいましたが。
いや違うってば。
朽ち果てた塔の高さがどれくらいあるのかを比較するために、ティーと陸さんを塔の前に並ばせたのかな。
いや、待て待て。違うか。
単に、『現状はこうでした』という証拠写真を撮っていただけか。シズさん、「破壊しに行きます」とか言ってたけど、破壊はしないのか。
シズさんは、朽ちた塔などを撮った記念写真、いや証拠のポラロイド写真を、国の人に見せますが、「嘘だ!」などと言われて信じてもらえず。集まったマスコミや市民も、「陰惨な事件は、電波のせいだ!」と言い張り。
その時。
ティー、何してんだー?!(「電波の影響だ」とか言われちゃうんじゃないの?!)
陸さん、吠えたーー?!(うぉぉぉぉおおおんん!)
あ、ここはシズさんの合図で、演技してたのか。
「陸さん、吠えることもできたのか?!」と、逆にすごくビックリしてしまった(しゃべるほうが普通だと思ってた)。
結局、シズさんたちは、所長を人質に取り、国から出たところで解放。所長から、「おまえら、もう二度とこの国には来るな!」と言われてしまい。
でも、最後に所長に言ったシズさんの嘘の言葉も、おそらくこの国の人にとっては「あの旅人は電波にやられてしまったんだ」とかで終わりそうだなあ。
でも、凶悪事件を全部、電波のせいにしていたら、「1人も10人も50人も同じだ! みんな殺してしまえ! 凶悪犯になれば、電波のせいにできる!」とか思ってしまう確信的な凶悪犯もいるのでは?とか。
でも、凶悪犯の動機を全てを電波のせいにして、理由付けて片付けて納得してしまえば、楽と言えば楽だよな。
例えば、「凶悪犯は精神疾患でした」「凶悪犯は過去にこういうことがあって~~」とか説明すれば、国民は納得、とか。
でも、いつも思うけど、凶悪犯に、もっともらしい原因、理由、説明があれば、みんなそれで納得するのかな? そうすれば安心するのかな? それこそ、『原因は電波でした』みたいなことで。いや、納得なんてできなくても、理解できなくてもいいのでは?と思う。
でも、本当に精神疾患で錯乱状態だったならともかく、「みんな死んでしまえ!」「みんな殺してやる!」という衝動に駆られることは誰でもありうるのでは? 魔が差すとか、もう死にたいから人を殺して死刑になりたいとか。衝動の大きさはそれぞれピンきりだけど、でも、かろうじて踏みとどまってる、社会的とか法律とか倫理的とか。
サブタイトルは、“Not Guilty”。有罪ではない? 『精神疾患の凶悪事件の無罪減刑について』の問題提起だったりして?
などなど、いろいろ思ってしまいました。

ティーについて

冒頭で、海を見ていたティー。初見は、何してるんだろう?と思ってしまいましたが。手榴弾で魚を獲っていたのか! ティー、他に方法なかったの? 素手とか釣り竿とか。そうか、なかったか。
ティーは、最初は小学生くらいの小さな女の子かと思ったけど、見た目ほど中身は幼くなさそう。なので、もしかしたら、栄養面などで身体の発達が遅れているだけなのかも?
でも、そんな成長期の食べ盛りの頃なんだから、シズさん、きちんと栄養のある食べ物を食べさせてあげないと、と思ってしまう。シズさん、ティーのこと、本当に育てられるのか? 面倒見られる? シズさん、そういう点でも、ちょっと考え甘いんじゃないの?と思ってしまう。
そして、学園の生徒を大量殺戮した犯人と遭遇し、悲惨な殺人現場を見ても全く動じないティー。見慣れてるわけじゃないよね?とちょっと不安になってしまった。なんだかティーの将来が心配。
てか、そんな小さな子に殺人事件の現場を見せなくてもいいのでは……なんで誰も止めないのよ。
ちなみに、あの時、殺人犯から、とっさに陸さんとティーをかばったシズさん、ちょっとカッコよかった。

その後

『電波の国』を後にして、ビルがそびえ立つ、別の国へ行った一行。
シズさん、「この国は治安が悪いから」と言いつつも出かけてしまい。旅の資金を稼ぐため、しょうがないとはいえ、ティーは1晩中、放置ですか?! ティーに何かあったらシズさん保護者の責任、問われるぞ?!
でも、ティーは陸さんにお任せ。
朝になり、ティーは起きがけに、陸さんの首を絞め、いや首に手を巻き付け。戸惑う陸さんが可愛い。うん、フワフワの陸さんの首絞めたくなるのは分かる。
朝食は、クロワッサンとジャムだけ? ティー、ジャム知らない?!
というか、やっぱ食事の栄養面が心配。前はピザだけだったよね。質素でも和食がおススメ(←国が違う;)。
外へ出かけるティー。陸さんも後をついていきます。郊外の田舎道で立ち止まったティー。自分の影がなくなった? でも、道の前には影はないけど、横には延びてますよ?(←ツッコミ違い?)
その後、クロワッサンを3等分して、陸さんの分を陸さんの口元に押しつけるティー。戸惑いながらもガブガブと食べる陸さん。うう、陸さん、いちいち可愛いな。
食べ物を『仲間』に分けるようになったティー。でも、クロワッサンを3等分は分かるけど、けっこう大きな瓶に入っていたジャムも3等分しちゃったっぽい?!
その夜、陸さんから聞いた、ティーの行動を分析するシズさん。その分析、合ってる? 本当に合ってるのか?! シズさんがちょっとうさんくさいメンタリストにみえてしまった……なぜだ;
次の日の朝、バギーで出発する時。陸さんは、同じ助手席のティーからまた首を絞められ、いや、ぎゅうっとされて、「陸は、仲間だ」と言われ。へにゃ、と笑う陸さん。
陸さん、いちいち可愛すぎる。陸さん、そのフワフワの尻尾だけでもさわらせてくれ(←ちょっと変態っぽい)。

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余談

キノの旅』には、まだ重大な秘密が隠されていて、こうして呑気にへらへらと書けるのも今のうちかもしれない、みたいな感じがしてすごく怖いのですが。実はブラックホール行きのジェットコースターに乗せられていて、「わーい! ミルキーウェ~イ!」とか言っていたら最後のほうになったらブラックホールに吸い込まれていた……というオチだったり。
でも、先に原作本を読む勇気はありません。
このまま、何も知らないでいようと思います。うん、知らないままで、ドント来い。いや、終わらないで、もう1クールでも何クールでも続いてほしい。
1話完結で観やすいし、何度でも観てしまう。世界観とか雰囲気とかも好きなんだな、結局。

今回、キノは、告知CMのみの登場でしたか。
原作本の最新刊の告知CMにて。
キノ:「こっちも読まないとね、エルメス
アニメのブルーレイ告知CMの時はボロクソ言ってるけど、原作本はしっかり告知するキノ。

はい、いつか、機会があれば読みたいです。
滅びる前に……(←このフレーズ、気に入ったらしい)。

❰おわり❱