夏魚、空を行ってみる

アニメ好きによるアニメ感想、つぶやき、空想など

アニメ映画『君の名は。』(新海誠監督)、地上波初放送 感想メモ

2016年の大ヒットアニメ映画『君の名は。』が、まさか2018年早々、放送されるとは!
私は、小さい頃~大人になった今までも、アニメが大好きで、アニオタとして迫害されてきた身なのですが、こんなふうに、素晴らしい作品(映像が)に出会えたりするので、これだからアニメ好きはやめられない。アニメにすくわれてきた、拠り所にしてきた身なんです。

新海誠監督作品は、何年前だったか、たまたま『秒速5センチメートル』を見かけて(公開時ではありません。もっとずっと後でした)、その映像の美しさに度肝を抜かれたことを今でも覚えています。な、なんて美しいんだ……!と、本当に感動しました。まあ、ストーリーはともかく(中盤以降は、主人公の男にイライラさせられっぱなしでした;)。
そんな、アニメ好き、SF好き、タイムスリップもの好き、精神の入れ替わりなども抵抗なし、という状態で、新海監督の最新作『君の名は。』も、とても期待して、公開時に観たのですが……映像の美しさは相変わらずでしたが、ストーリーは……非常にモヤッとしました。
初見だけでは、ちょっと分からなかったこともけっこうあり。
で、でも、いいんです、あの美しい映像が観られたのだから!

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今回、改めて観てみたら、あれ?けっこう引き込まれてしまった。
と、いうか、けっこう最初のほうで、映像でネタばれ的なことをしていたんだな?と改めて思いました。
そして、宮水神社の“御神体”の場所で、3年の時を越えて、瀧と三葉がほんのひと時だけ、会えるかも?!という直前。
三葉(中身は瀧)が「そこに、いるのか――?」と、気が付くシーンには、本当、ゾクゾク。
そして、会える?! 会えるんじゃないか?!と固唾をのみ。三葉(中身は瀧)が、テッシーの自転車を借りて走り出す!
お互いの声は聞こえるけど、姿が見えない。だって時空が違うから!
でも、『カタワレ時』になり……あ、会えたっ! 会えたーー!!
でもそんな限られた時に話すことは、「私の胸、触ったやろ!」「い、1回だけ!」とか、どーでもいいことばかり。てか、瀧、1回だけとか言ってたけど、毎回触ってただろw
いや、笑ってる場合じゃない! 彗星が落ちてくる! 瀧がお互いに名前書こうとか言っていたけど、そのジャケットから出したペンは仕込みなのかどうなのか。
と、ここが個人的に最高潮でした。
中盤以降、やたらとCMが多すぎ!! 前半、あまり入っていなかったから、ここぞとばかりにCM入りまくり! かなりイライラ。

では、もうちょっとだけ走り書き。

『5年後』のテロップなし?!

瀧が、あの“御神体”の場所で2つになった湖を見た後。
次のシーンでは、瀧は就活中。
いきなり『5年後』、隕石落下からは8年後。
瀧は22歳、三葉は25歳。
おっと、もうエンディング曲がかかった?!
公開時に観た時は、もうちょっと引き延ばしがあった気がしたかな?(うろ覚え)
でも、『5年後』の瀧にはヤキモキさせられたので、早く三葉と出会わせてあげて! 三葉は25歳、もう待ちきれないでしょ!

テッシーに肩入れ

とにかく、テッシーが、無事に、隕石の災害から8年後(25歳)には東京にいて、もうすぐ結婚、という人生を歩んでいたので、本当にほっとしました。
テッシー、よかった……。
高校の頃までは、テッシーは、「普通にこの街で暮らしていくんだと思うよ」などと言っていて、父親に逆らえず、あきらめているような感じがしていたので、「テッシー! そんなんでいいのか!」とすごく心配したし、できれば父親から離れて街から出て、本当にやりたいことをやって、自分の人生を生きてほしかった。
でも、そんなテッシー、隕石落下時には、三葉(中身は時々、瀧)に協力して、一緒に奔走しました。テッシーの知識と行動力のおかげだ!
その後、ちゃんと、しあわせに暮らしているようで、よかったです。
サヤちんと結婚、という後日談は、ちょっとだけ「おまえ妥協したな~?!」感はあるのですが(サヤちんごめん!たぶん、サヤちんからのアプローチだと思う!)。
そんなテッシー、高校の頃までは、三葉のことが好きだったよう。でも、隕石の災害後、三葉はもう全然別のほうを向いていて……。そう思うと、ちょっとせつないテッシー。でも、今がしあわせなら、それでいいんです!

瀧と三葉のお父さんの心情描写はナシ

「瀧、いつの間に、三葉のこと、文字に書いちゃうほど好きになったの?」
「三葉のお父さん、どうしていきなり心変わりして、避難訓練なんて命令出したの? ちょっと前までは、三葉たちを妨害してたのに?」
などなど、男性陣の心情の変化の描写がほとんどなかったのが気になっていました。
「あのお父さんを、本当に説得できたのか?」「どうやって?」「すぐに隕石落下のシーンになったけど、その短い間に、街の人たちは本当に無事に避難できたのか?」などなど、疑問や違和感がありました。
せめて、三葉のお父さんの心情や、その変化だけでも、ちらっとでも入れてほしかったです。
小説版では、ほんの数行だけ、三葉のお父さんの心情描写がありましたが、それだけでも「ええ?! 三葉のお父さん、そんなこと思ってたのか?!」と驚いた覚えがあります。映画版ではほとんど入っていません。三葉視点での、ただの酷い頑固親父。
瀧については……まあ、いいか。入れ替わった時に三葉の胸とか髪とか触ったり、奥寺先輩から指摘されたりして、その気になっちゃったんじゃないの?なんてw(←適当)

『5年後』の奥寺先輩の結婚相手は

「“5年後”の奥寺先輩がしていた指輪を贈ったのは、司!」ということを、公開後にちらほらと聞き。え? ええー?! 奥寺先輩の結婚相手って、司?!と、ちょっとショックでした。
そういえば、“5年後”の司、左手の薬指に指輪をしていたな。瀧と高木くんと3人でコーヒー飲んでた時に、ちらっと映りましたね。
司と奥寺先輩の馴れ初めは何?どういうきっかけで?と、非常にモヤモヤ。
と、いうか、改めて観ると、『瀧の付き添い』で行ったはずの飛騨地方の旅、司と奥寺先輩、道中、めちゃくちゃ観光楽しんでたり、写真撮りまくったり、ご当地の食べ物食べまくったり、2人でトランプしたり。すごく楽しんでた感が。
その流れで、3人で旅館に泊まった夜、瀧は出かけてしまい、その間に……何か起きたのでは…………とか。
その時がきっかけで、それ以降、ずっと付き合っていたとか。そして、司が大学卒業したら、というタイミングで結婚することになった、とか。
でも、奥寺先輩、就活中の瀧と久しぶりに会った時、「そういえば、みんなで行ったよね」「もう5年も経つのかあ」みたいに、シレーッと言ってましたね。
真相はいかに?
でも……できれば、奥寺先輩の相手は、司であってほしくなかった(泣)。
奥寺先輩ファンも、司ファンも、そう思っているはず!(私は瀧よりも司のほうが好きだー!)

古典教師・ユキノ先生!

三葉の高校の授業で、黒板に達筆な字を書いていた、古典の先生。
『カタワレ時』の説明もさらっと入っていましたね。
その授業以外にも、電波ジャックがばれて放送室から連れ出されたサヤちんの後ろに付き添っていたり、ちらちらと出演。
映画では名前は出てきませんでしたが、小説版では『ユキちゃん先生』と名前が出ていました。
言の葉の庭』(2013年)のヒロイン、ユキノ先生が友情出演!
と、いうことは、あやうくユキノ先生も隕石落下に巻き込まれてしまったかもしれなかったわけで。
助かってよかった、ユキノ先生!
ユキノ先生、今後も、ちらっとでもいいので、また友情出演してほしいです。
今度は、『アキちゃん先生』と呼ばれていたりして?! 『秋月先生』に苗字変わって……とか。
期待してます!

新海監督、出すぎ?!

テレビ放送の冒頭にもちらっと出ていましたが。
新海監督、出すぎなのでは……。
確か、『君の名は。』は「2017年秋、地上波初放送!」という報道が、半年ほど前にあったような気がするのですが、「新海監督の不倫報道により帳消し」という報道もあったような。
不倫不倫と騒ぎ立てる前に、新海監督の過去の作品を、一度でも観たことがあるのか!と私は声を大にして言いたい。あのトンデモナイ映像美の作品たちを、一度でも観たことがあるのか?!
そもそも、作品自体と、監督のプライベートに何か関係あるのか?! 不倫報道だって、新海監督はただ、仕事関係の美人女性とゴハン食べながら打ち合わせとかしてただけじゃねーの?! ただゴハン食べてただけで不倫だなんだと騒がれてちゃ、新海監督だっていい迷惑だろうが!
そんな報道で「子供には観させない!」とかいう親がいたらどーすんだよ!
いやいや、その前に、もう一度聞く、新海監督の過去の作品、一度でも観たことがあるのか?! ないならすぐに観ろ! 『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『雲のむこう、約束の場所』あたりは、今までも何度かテレビ放送してるからな! ちゃんと観ろ! 目ぇちゃんと開いて、ちゃんと観ろ!
……まあ、ストーリーはともかく。「内容も素晴らしい! 神!」と言い切れないのがちょっともどかしいところ。世界観がよく分からなかったりするからなあ。
あ、でも、個人的には、『言の葉の庭』はストーリーも好きですが。

なんだか、まとまりがなくなってしまいましたが。

「きみもいつか、ちゃんと、しあわせになりなさい」

奥寺先輩、最後まで上から目線でしたね。

小説版:

こちらも小説版: 

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