夏魚、空を行ってみる

アニメ好きによるアニメ感想、つぶやき、空想など

アニメ『3月のライオン』第2シリーズ 第7話の感想

まずはじめに。
『憎しみ』と『怒り』は、似ているようで違うものだと思ってます。
『憎しみ』は肥やしにもならないけど、『怒り』は原動力になる。行動の力になる。
「うおおおりゃああ!!!」「くそったれええええ!!!」みたいな。
それが、力になる。

だから、『憎しみ』ではなくて、『怒り』にして、力に変えていく。
行動する原動力。
ダメージくらっても、立ち上がる、力。
どんなにひどい目にあっても、それでも行動する力。
その場にうずくまっていたら、奴らの思うつぼ。
その場に立ち止まっていても、自分のためにならない。
だから、とにかく行動。
『怒り』にして、ボワボワって燃やして原動力にして、行動に。
何か、別の方法はないか?
とにかく、進み続ける。と、自分に言い聞かせる。んですけどね……(歯切れが悪いな;)。

では第7話。
川本家に桃を持ってやって来た、零。
大きな桃、またキラキラしてる?! 桃かあ……いいよね、甘くて美味しいよね。でも値段、高いよね。零、奮発したな? ここは季節的にも、アイスでもよかったかも?
ここのところ、何のためらいもなく川本家に頻繁に行く零。第1シリーズの、部屋に閉じこもっていた頃とは全然違っていてなんだか別人みたいで安心。ひなちゃんを心配して行くんだろうけど、もう川本家に居候、でいいんじゃない?! おじいちゃんあたりが、「ウチに泊まり込んで、用心棒と、ひなたの様子見てくれねえかな? 食事付きだぞ!」とか切り出してくれないかな~。
零を見て、慌てるひなちゃん。鼻血が出たよう。
ひなちゃん、鼻血が恥ずかしいの?! なんで?! そんな視聴者を代弁するかのように、「鼻血くらい、誰でも出るし」と言う零。が、ひなちゃんに、「キリヤマくんも、よく出る?」と聞かれ。
少し考える零。
「……ないや」
いや、そこは正直に言わなくてもいいでしょうが!
でも、鼻血が出た時は、上向かないほうがいいと思うよ? 血が口の中に流れ込んで、ウェ!ってなるよ? 普通に横向きでいいかも。

そして、あかりさんの買い物に付き合う零。
あかりさんがひなちゃんの鼻血の原因を話します。
担任の先生の非情な言葉。
あの担任め~~~! おまえ、何言ってんの?! なんでひなちゃんのほうが悪いみたいになってんの?! 話になんねーな!(怒)
ひなちゃんのことで学校に呼び出されるかも、と話すあかりさん。
相手の親が、モンスターペアレンツだったらどうしよう? どう立ち向かおう?
でも、あかりさんの頭の中では、モンスターがChoo Choo Trainしてる?!
その迎撃として、まずは、おじいちゃん、出撃! 口からレーザービーム、って、『シン・ゴジラ』みたい?!
最終兵器は、ミサキ叔母さん?! こ、怖いですよ?!
そして、零も参戦宣言?!
「僕も、いますっっっ!!!」
橋の上で愛(?)を叫びます、的な? てか、エコーかかってます?!
ざわつく周囲の人たちとワンちゃんたち。
あかりさんにちょっと笑われてしまいましたよ。
でも、「いざとなったら、本当に頼っちゃうからね、いい?!」と。
零、 頼りにされてますよ! よかったね、零……(ちょっと感涙)。

そして、二階堂くんの豪華なお部屋。
インカムで話してる電話の相手は、零だったか。
ワイン風グラスを片手に(中身はおそらくジュース)、膝には毛並みの良いワンちゃん。豪華なネックレス(首輪)は本物のパールか?!
二階堂くんの次の対局相手は、永世新人王?!(←なんだそれ?!)
『俺とおまえが次世代の王子』って……真面目な顔で言ってる二階堂くんw キラーン★
でも、零はいつになく真剣に、二階堂くんの身体を心配して気遣い。
「おまえなら大丈夫だ」
おお、零、どうした?!

季節は、梅雨の始まり。
川の風に雨の匂い。
やがて降ってくる、雨。
『普通の人にはできることが、僕にはできない』
それ、人付き合いが苦手だっていう人が思うやつ。
でも、あとから思ったけど、“普通”って何だろう?
『力になりたい。それなのに、どうやったら力になれるかが分からない』
『必要とされたい』
分かるよ……でも、そういうこと、あまりにも強く、思いすぎないほうが……。思考のダダ漏れにも注意。

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次の日、零は、準決勝に臨みます。
相手は、ハッチこと蜂谷さん。
昨日のあかりさんの言葉が頭を離れず、「勝ちたい!」と、いつになく純粋ではない欲を出す零。
だ、大丈夫?!
ハッチさんの嫌がらせ(?)に、どんどん思考が闇に堕ちていく零。
『なんでこんなふうに振る舞っていいって思えるんだろう?』
『世界の中心は自分だとでも、思ってんだろうな……』
零……あんまりそんなふうに考えないほうがいいよ……; ブーメランみたいに自分に返ってくるよ;
が、対局で、結局、ハッチさんに勝った零。
なんだ、勝ったのか!(←実は心配だった)
ハッチさんが部屋から出て行った途端。
横で対局していた、スミス先輩たちから猛列にクレームを受ける零。
なんでブンブン言ってるハッチを早く仕留めないのか、とか。
蜂の巣をいぶしてんのか、とか。
零、 蜂の巣駆除のクレーム?!
と、対局だけでなく、零自身へもクレーム来ましたよ!
「おまえももう少し分かりやすく生きろ。どうせ似た者同士なんだから」
そして、トドメに、声を揃えて言われてしまいました。
「世界の中心は俺だとか、思ってんだろ」
零、 心の中、全部読まれてますよ!
そしてその後。なぜかハッチさんとファミレスでパフェを食べることになった零。
『その後も桐山は、ハッチに付きまとわれ――腑に落ちない、と100万回叫びました、とさ♪』
淡々ではない、ナレーション。これでは『プロジェクトX』ではない?!
それでも、“こんな奴(ハッチさん)とは、似てねぇ!”と意地でも認めない零。
まあまあ。
先輩の言うことは、ちゃんと聞きましょう。言われるうちが華、ですよ。

ちょっと思い出してしまった、随分昔に読んだ小説。一部を引用したいと思います。
対人関係がうまくいかなかった男。でも、女をどうにか元気づけたい、どうしたらいいだろう?という場面。

 困惑して息苦しそうにしている大事な人を前にして、かけてあげるべき言葉が見つからない。どうすれば助けてあげられるかがわからない。もっと自分が、気の利いた人間ならよかった。他人とまともな接触をしてこなかったから、どうやって慰めたらいいのかがわからず、胸が苦しい。
 でも、よくこんな想像をするのだと、男は女に語った。
 今は冬の真ん中で、寒い日が続いている。
 しかしもうしばらくすると外は暖かくなるだろう。空気の冷たさで、手足の先がじんじんとしびれることもなくなる。
 公園の木々は新しい芽の匂いを風に乗せ、緑色の葉をつけるだろう。その明るい日差しの下を女が、不安のための陰りも、畏縮もなく、まっすぐな顔をして歩いている。
 そういった光景を、この家に隠れて膝を抱えていたときから頻繁に思い浮かべていた。
 そんな日がきたらどんなに嬉しいだろう。

引用:『暗いところで待ち合わせ』乙一(おついち)

“そんな日がきたらどんなに嬉しいだろう”。そう思ってる。
ということを、伝える。ただ伝えるだけ。
それで充分なんだな、と。
ちなみに、この小説、一応、ミステリです。なので人物名は伏せました。
でも、私はミステリだとは思っていません。この場面、もうホントにぼろ泣きでした。
冬に読むと、余計に沁みるかも。

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

 

は!でも! 未読の方は、先にAmazonのレビュー欄を読んではいけません!
引用しておいてこんなこと言うのもなんですが(すみません…)。

❰おわり❱