夏魚、空を行ってみる

アニメ好きによるアニメ感想、つぶやき、空想など

アニメ『3月のライオン』第2シリーズ 第4話の感想

ひなちゃんが、泣いて帰ってきた原因が分かりました。
でも、ひなちゃん、泣く場所があって、よかった。
家に帰って、ちゃんと、泣けてよかった。

ひなちゃんの、小学校からの仲良しだった、ちほちゃん。
グループ内でいじめがあり、それを遠巻きに見て、見てみぬふりをするクラスメイトたち。
同じグループからのいじめ。←ここ、ポイント。
これ、一番タチが悪い。個人的にも心当たりがあるんですが。
別のグループとかからだったら対処のしようもあるし、割り切れるんだけど。
同じグループの子から、掃除や宿題を押しつけられたちほちゃん。「おかしくない? 先生に言おうよ」と言うひなちゃんに、「自分から言ったことだから……」と。
でも、ちほちゃんの場合、『学年が上がってクラス替えをしてすぐの、名前の順で振り分けられたグループ』というので、ちょっと別のケースなのでは?という感じはするのですが。
同じグループからの、という場合、自分が“仲が良い友達”“信頼していた友達”だと思っていた人たち。なのに、そんな人たちからいじめられる……なんて、自分でも認めたくない。
もしこれが、全然違うグループの人とか、いわゆる不良グループが因縁つけてきて、とかだったら、完全スルーするなり立ち向かうなりしますよ。でも、そんな単純な話ではない。
でも、不登校や転校してその場から抜け出せたのは、よかったことでは?と思ってしまった。
個人的な話、誰にも言えず、誰も味方がいなく、おおっぴらに泣く場所もなかった私は、ひたすら耐えて堪えて我慢してたなあ。親に言ったって、「そんなの気のせいでしょ」「いじめられるのは、おまえのほうが悪い、おまえが弱いからだ」とか言われそう。不登校なんて選択肢になかったし。
“友達だと思っていた人たちからのいじめ”は、自分の土台を崩されるようなものだと思う。別のグループからのいじめだったら、肩なんかをぶたれるくらいで済む。それに、自分の土台はあるから、いくらでも反撃できる。
でも、同じグループだったら……卑劣だよな。愛憎が表裏一体なように、すぐに憎しみに変わる。でも、どうしようもない。

ひなちゃんは、担任の先生に言いますが、その先生、事なかれ主義のよう。
先生の言葉、ヒドイな……。おまえなんか、教師失格だな! 辞めちまえ!
そして、ちほちゃんは、不登校の末、転校することに。もちろん、ひなちゃんのせいではありません。
「そこまでするー?(笑)」などと言って笑っているいじめた子たちに、ブチ切れて殴りかかるひなちゃん。
ひなちゃん、えらいぞ!!!
でも、その後、いじめの矛先はひなちゃんに向かってしまい……。
それでも、「ちほちゃんに、何もしてあげられなかった……!」と泣くひなちゃん。
そう話した後、「ちょっと走ってくる!」と、家から出て行くひなちゃん。
零、 出番だ―――!!! 追いかけろっ!!! 走れー!!!
絶対に見失うなっ!!!
普段、あまりスポーツらしきをしていない零、息を切らしてへろへろになりながらも走る姿に、思わず手に汗握ってハラハラとしてしまった。ここで見失ってしまったら、“分岐点”のような気がする。零が今、ひなちゃんを見失ったら、もう川本家やひなちゃんたちとは別の道に分かれてしまうかも。
『いつやるの? 今でしょ!』みたいな瞬間。なにがなんでも、必死でやらなきゃ、必死で追いかけなきゃいけない瞬間。
それが今。←ここもポイント?
そして、どうにかひなちゃんに追いついた零。
川辺に座り込み、ひなちゃんは泣きながら話します。
「ひとりになるのは、怖いよ」
それでも、ひなちゃんは泣きながら言い切ります。
「でも、私のしたことは、絶対、間違ってなんか、ない!」
それを聞いた零。
『全く違う方向から、嵐のようにすくわれることがある』
校庭の片隅で1人で本を読んでいた小さい頃の零に、中学生のひなちゃんが笑顔で手を差し伸べる画に、なぜかグッときてしまった。
どんなにつらいことがあっても、生きるとか生き続けるって、こういうことなのかも?
片膝ついて、ひなちゃんに手を差し伸べる零。
零、なんだかめっちゃカッコよかったぞ!! ひなちゃんに欧米式のプロポーズしてるみたい?!

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次の日の放課後。
ひなちゃんは、零に言われて、一緒に図書館に行きます。
零が言っていた“てんとう虫の木”って、実在の木だったんですね?!

その帰り、“てんとう虫”の話を聞いたひなちゃん。零の腕のシャツを握って、泣き出します。
ああ、零が“安心・安全な男”でよかった、とつくづく思いました(←『3月のライオン 第1シリーズのおさらい』参照)。
零が本当に信頼できる男でよかった、とつくづく思いました。
こんなことされたら、普通の男子高生だったらグラついちゃうのでは?と。というか、私もひなちゃんにこんなことされたら、グラつきそうです。泣いているひなちゃんを、ぎゅっと抱きしめて、「ひなちゃん、俺が守るから!」とか言っちゃったりして。でも、守るって、どうやって? 具体的な案は? まさか、ボディガードみたいに、始終、ずっと付き添うわけにもいかないし。
いやいや、そんな安易なことはしない零。ひなちゃんの隣で、ただひたすら、ひなちゃんのために何ができるのか?をずっと考えていた零。大人だ……。
と、ひなちゃん、第1シリーズでも夜に外(川辺)で大泣きしてたことがあったけど、女の子が外で1人で泣いてはいけませんよ。
女性(特に若い女性)は、1人で、外で、泣き顔を見せてはいけません。泣くなら、自分の部屋で毛布をかぶって、1人きりで泣きましょう。例えば、夜の川辺とか、夜の駅のホームのベンチとか、夜の道端で座り込んで泣いてはいけません。時々見かけますが(小説の中とかでも)、本当にやめましょう。そんなことをしては、いけませんよ。
泣くなら、身の安全を確保した場所で泣きましょう。自分自身の身の安全を最優先してください。無防備な姿を世間にさらすのはやめましょう。本当に危険です。簡単に付け込まれて、犯罪系に発展してしまいます。

そして、そのまま川本家の夕ご飯に零も一緒にお呼ばれ。
てか、零、川本家にすっかり馴染んでるw もはや違和感なし。
ひなちゃんは、事情を聞いたおじいちゃんからも、よくやった!と褒められます。
「おまえは何一つ、間違っちゃいねえ! 友達を助けたんだ! 胸を張れ!」
江戸っ子のおじいちゃんからの激励。
ひなちゃんの大好きなおかずが並んだ夕食を、みんなで食べます。
ううう、川本家、温かすぎるだろ……(泣)。
零は、自分にできることは何かを考えます。
何ができるだろう?

いじめる側は、「そんなつもりじゃない」とか軽い気持ちで、しかも、すぐに忘れる。おそらく、もう1カ月後には忘れる。
でも、いじめられた側は、一生、忘れない。忘れられずに苦しむ。
大人になっても、苦しむ。いつまでたっても。
憎い。許せない。
奴らに復讐してやりたい、と思う。
でも、そんな顔をしてる自分が、どんどん鬼のようになっていて、気が付くと泥沼に埋もれて、暗闇から抜け出せないまま。
『復讐したいなら、そいつらよりも、誰よりも、自分自身がしあわせになることだ』
どこかでそう聞いても、憎いものは憎い。許せない。絶対許さない。
奴らが、何事もなかったかのように、普通に息をして、普通に生活して、普通に笑っているだけでも、許せないと思ってしまう。
そんなふつふつとした思いがいつまでも込み上げる。

世の中、不条理だな……。

❰おわり❱